前の10件 | -
愚者は成事に闇く、智者は未萌に見る
愚者闇於成事、智者見於未萌 -「戦国策」
愚者は成事(せいじ)に闇(くら)く、智者は未萌(みほう)に見る
愚か者は物事が具体的な形になってもまだ気づかない。
賢いものは、まだ形になって現れていないうちにあらかじめこれからの動きを察知して適切な対策を立てる。
愚者は成事(せいじ)に闇(くら)く、智者は未萌(みほう)に見る
愚か者は物事が具体的な形になってもまだ気づかない。
賢いものは、まだ形になって現れていないうちにあらかじめこれからの動きを察知して適切な対策を立てる。
利 に 放 りて 行 えば、 怨 み 多 し。
放於利而行、多怨。 -「論語」
利 ( り ) に 放 ( よ ) りて 行 ( おこな ) えば、 怨 ( うら ) み 多 ( おお ) し。
自分の利益のことだけを考えて行動すれば、多くの人から怨みを買うようになるだろう。
利 ( り ) に 放 ( よ ) りて 行 ( おこな ) えば、 怨 ( うら ) み 多 ( おお ) し。
自分の利益のことだけを考えて行動すれば、多くの人から怨みを買うようになるだろう。
事予めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃す
事予則立、不予則廃 -「中庸」
事予(あらかじ)めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃(はい)す
なにごとも、十分な準備をしてとりかかれば成功し、それを怠れば失敗する。
事予(あらかじ)めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃(はい)す
なにごとも、十分な準備をしてとりかかれば成功し、それを怠れば失敗する。
言は行を顧み、行は言を顧む
言顧行、行顧言 -「中庸」
言(げん)は行(こう)を顧(かえり)み、行は言を顧む
何か発言するときには、行動がそれに伴っているかを考え、何か行動を起こすときは、自分の発言を思い出す。
言(げん)は行(こう)を顧(かえり)み、行は言を顧む
何か発言するときには、行動がそれに伴っているかを考え、何か行動を起こすときは、自分の発言を思い出す。
終りを慎むこと始めの若くなれば、則ち敗事なし
慎終若始、則無敗事矣 -「老子」
終りを慎むこと始めの若(ごと)くなれば、則(すなわ)ち敗事(はいじ)なし
最終段階でも最初のときのように慎重に事を運べば、失敗することはない。
終りを慎むこと始めの若(ごと)くなれば、則(すなわ)ち敗事(はいじ)なし
最終段階でも最初のときのように慎重に事を運べば、失敗することはない。
少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず
少年易老学難成、一寸光陰不可軽 -「朱熹(しゅき)」
少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず
少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず
已むべからざるに於いて已むる者は已まざる所なし
於不可已而已者、無所不已 -「孟子」
已(や)むべからざるに於いて已むる者は已まざる所なし
やめてはならない所でやめる人間は、何をやっても中途半端なことしかできない。
已(や)むべからざるに於いて已むる者は已まざる所なし
やめてはならない所でやめる人間は、何をやっても中途半端なことしかできない。
知の難きに非ず、知に処するは則ち難し
非知之難也、処知則難也 -「韓非子」
知の難(かた)きに非(あら)ず、知に処するは則ち難し
知ることは難しくない、知ったあとでどう対処するかが難しいのである。
知の難(かた)きに非(あら)ず、知に処するは則ち難し
知ることは難しくない、知ったあとでどう対処するかが難しいのである。
将の能にして、君の御せざる者は勝つ
将能而君不御者勝 -「孫子」
将の能(のう)にして、君の御(ぎょ)せざる者は勝つ
有能な将を任命したら、これを信頼し、細かく干渉してはならない。
将の能(のう)にして、君の御(ぎょ)せざる者は勝つ
有能な将を任命したら、これを信頼し、細かく干渉してはならない。
剣は砥を待ちて而る後に能く利なり
剣待砥而後能利 -「淮南子(えなんじ)」
剣は砥を待ちて而(しか)る後に能く利なり
※※※
剣というのは砥石にかけて念入りに研ぎあげなければ、鋭い切れ味が生まれてこない。
また、鋭い剣でも、長いことほったからかしにしておけば、サビついて使い物にならなくなってしまう。
人間も、それと同じことだ。自分を 「賢い人間」 ――立派な人間に育て上げるためには、不断の修養を怠ってはならない、というのだ。
剣は砥を待ちて而(しか)る後に能く利なり
※※※
剣というのは砥石にかけて念入りに研ぎあげなければ、鋭い切れ味が生まれてこない。
また、鋭い剣でも、長いことほったからかしにしておけば、サビついて使い物にならなくなってしまう。
人間も、それと同じことだ。自分を 「賢い人間」 ――立派な人間に育て上げるためには、不断の修養を怠ってはならない、というのだ。
前の10件 | -