文章、極処に做し到れば、他の奇有ること無し。只是れ恰好。
文章做到極処、無有他奇。只是恰好。
人品做到極処、無有他異。只是本然。 -「菜根譚」
文章(ぶんしょう)、極処(きょくしょ)に做(な)し到(いた)れば、他の奇(き)有ること無し。只是(ただこ)れ恰好(かっこう)。
人品(じんぴん)、極処(きょくしょ)に做(な)し到(いた)れば、他の異(い)有ること無し。ただこれ本然(ほんぜん)。
文章を書くことを極めれば、そこには新規性などなく、相応の世界がある。
人格を磨くことを極めれば、そこには特異性などなく、本質の世界がある。
※※※
文章といものは、最高の域に達すると、特別な技を駆使するものではなく、ただぴったり合った言葉を並べるだけです。人間も、最高の域に達すると、特別に悟ったような風味があるものではなく、ただ自然にしているだけです。
文章(ぶんしょう)、極処(きょくしょ)に做(な)し到(いた)れば、他の奇(き)有ること無し。只是(ただこ)れ恰好(かっこう)。
人品(じんぴん)、極処(きょくしょ)に做(な)し到(いた)れば、他の異(い)有ること無し。ただこれ本然(ほんぜん)。
文章を書くことを極めれば、そこには新規性などなく、相応の世界がある。
人格を磨くことを極めれば、そこには特異性などなく、本質の世界がある。
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文章といものは、最高の域に達すると、特別な技を駆使するものではなく、ただぴったり合った言葉を並べるだけです。人間も、最高の域に達すると、特別に悟ったような風味があるものではなく、ただ自然にしているだけです。
創業は易く守成は難し
創業易而守業難 源出「貞観政要」
創業は易く守成は難し
(そうぎょうはやすくしゅせいはかたし)
新たに事業を興すよりも、それを衰えさせないように守っていくほうがむずかしい。
※※※
創業難,守業更難。
創業は易く守成は難し
(そうぎょうはやすくしゅせいはかたし)
新たに事業を興すよりも、それを衰えさせないように守っていくほうがむずかしい。
※※※
創業難,守業更難。
迂を以って直となし、患を以って利となす。
以迂爲直、以患爲利。 -「孫子」
迂を以って直となし、患を以って利となす。
(うをもってちょくとなし、かんをもってりとなす)
短絡的な対処をせずに、迂回しても有効となる策をとるべきだ、
また不利を利点に変えようとする発想が大切である。
迂を以って直となし、患を以って利となす。
(うをもってちょくとなし、かんをもってりとなす)
短絡的な対処をせずに、迂回しても有効となる策をとるべきだ、
また不利を利点に変えようとする発想が大切である。
小人の過ちや、必ず文る。
小人之過也必文。 -「論語」
小人の過(あやま)ちや、必ず文(かざ)る。
学徳の無い、器小なる小人は、過失をすると、必ず、巧みな言い訳をして ごまかすものだ。
小人の過(あやま)ちや、必ず文(かざ)る。
学徳の無い、器小なる小人は、過失をすると、必ず、巧みな言い訳をして ごまかすものだ。
既往の失を悔ゆるは、将来の非を防ぐに如かず。
悔既往之失、不如防将来之非。 -「菜根譚」
既往(きおう)の失(しつ)を悔(く)ゆるは、将来の非を防ぐに如かず。
過去の失敗を後悔しても、将来の失敗を防ぐことには及ばない。
既往(きおう)の失(しつ)を悔(く)ゆるは、将来の非を防ぐに如かず。
過去の失敗を後悔しても、将来の失敗を防ぐことには及ばない。
怨みは深浅を期せず、それ心を傷うに於いてす。
怨不期深浅、其於傷心. -「戦国策」
怨みは深浅(しんせん)を期せず、それ心を傷(そこな)うに於いてす。
ささいな事でも人の心を傷つければ、大きな恨みとなって返ってくる。
怨みは深浅(しんせん)を期せず、それ心を傷(そこな)うに於いてす。
ささいな事でも人の心を傷つければ、大きな恨みとなって返ってくる。
善を見れば則ち遷り、過ちあれば則ち改む
見善即遷、有過即改 -「易経」
善を見れば則ち遷り、過ちあれば則ち改む
いいことはすぐに学び、過ちは直ちに正す。
善を見れば則ち遷り、過ちあれば則ち改む
いいことはすぐに学び、過ちは直ちに正す。
天下は臣なきを患えず、君のもって之を使わざるを患えう。
天下不患無臣、患無君以使之。天下不患無財、患無人以分之。 -「管子」
天下は臣なきを患えず、君のもって之を使わざるを患えう。
天下は財なきを患えず、人のもって之を分たざるを患えう。
人材がいないと嘆く前に、部下の使い方を見直すことだ。
財源が足りないと嘆く前に、適正な配分を心がけることだ。
天下は臣なきを患えず、君のもって之を使わざるを患えう。
天下は財なきを患えず、人のもって之を分たざるを患えう。
人材がいないと嘆く前に、部下の使い方を見直すことだ。
財源が足りないと嘆く前に、適正な配分を心がけることだ。
志は満たすべからず 楽しみは極るべからず
志不可満 楽不可極. -「礼記」
志は満たすべからず 楽しみは極るべからず
人生には大志や楽しみが必要であるが、それを急いで極めようとしても
かえって苦しみになってしまうので、ほどほどに済ませる事が重要であるという事。
志は満たすべからず 楽しみは極るべからず
人生には大志や楽しみが必要であるが、それを急いで極めようとしても
かえって苦しみになってしまうので、ほどほどに済ませる事が重要であるという事。
呑舟の魚枝流に泳がず
呑舟之魚不游枝流 -「列子」
呑舟の魚枝流に泳がず
※※※
大きな目標を持っている人は、遊んでいる暇なんて無い。
呑舟の魚枝流に泳がず
※※※
大きな目標を持っている人は、遊んでいる暇なんて無い。